今すぐチェックしたい!!コーポレートサイトにおけるLLMO施策
2025.04.24
マーケティング知識

こんにちは!SPDの小川です。
先日弊社のメールフォームに「◯◯の業界に強い制作会社としてchatGPTに出てきたので」とお問い合わせをいただきました!
時代は生成AIに紹介してもらう時代になったんですね…
ということは、MMLOとSEOは当然行うべきです。そこで…
自社のホームページを強化したい!
経営者が知っておくべきLLMO
今回のコラムは具体的な技術やテクニックについて触れていきます。
手っ取り早くLLMOの基本を押さえるなら
「プログラミングとか苦手!」とか「ややこしいのはちょっと…」という方は、こちらの記事をオススメします!サクッと最低限の対策ができちゃいます。
と、いうことで、今回の記事は「LLMOを真剣に取り組みたい経営者」に向けて、前提知識や当たり障りのない情報ではなく
リアルに使える具体的な情報のみに絞ってお届けします。
文末には現状のLLMOっぷり知るためのチェックシートも用意していますので、御社のコーポレートサイトの強化にお役立てください。
目次
LLMO対策でコーポレートサイトが行うべき施策
LLMO(Large Language Model Optimization)は、生成AI時代に企業サイトがAIに正しく認識・引用されるための新しい最適化手法です。SEOと似ていますが、AIが引用・要約しやすい構造や信頼性の担保がより重視されます。
1. llms.txtの作成・設置
- サイトルート(例:
example.com/llms.txt
)に「llms.txt」ファイルを設置し、AIクローラー向けにクローリングポリシーや学習許可範囲を明示します。 - 記載例(AIクローラーごとに許可/不許可ディレクトリを指定):text
User-agent: GPTBot Disallow: /private/ Allow: /public/
- WordPressの場合は「Website LLMs.txt」などのプラグインで簡単に設置できます。
2. エンティティ(ブランド)認識の強化
- 企業名やサービス名を「エンティティ」としてAIに認識させるために、以下を徹底します。
3. 構造化マークアップの導入
- FAQ、記事タイプ、著者情報などを構造化データ(schema.org等)でマークアップし、AIや検索エンジンに明示します。
- 見出し(H1~H3)、箇条書き、表(テーブル)を活用し、論理的で整理された情報構造を作ります。
4. AIに引用されやすいコンテンツ設計
- 質問形式のタイトル・見出し:「〇〇とは?」「〇〇のメリット・デメリット」など、AIが回答しやすい形にする
- FAQ形式の導入:よくある質問と回答を用意し、AIが引用しやすい情報源にする
- 表形式・箇条書き:情報を整理し、AIが抽出しやすい形にまとめる
- ブランド名・サービス名の明記:どの企業の情報か明確に記載
5. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化
6. サイトパフォーマンス・技術最適化
具体的なプログラミング・コンテンツ作成例
llms.txtの設置方法
- サイトルートに
llms.txt
ファイルを新規作成 - 以下のように記述し、AIクローラーのアクセス制御を設定text
User-agent: GPTBot Disallow: /private/ Allow: /public/
- WordPressの場合は「Website LLMs.txt」などのプラグインを利用
構造化データのマークアップ例(FAQ)
xml<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [{
"@type": "Question",
"name": "LLMOとは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "LLMOは大規模言語モデル最適化の略で、AIに自社サイトを正しく認識・引用されるための新しいWeb最適化手法です。"
}
}]
}
</script>
これをページの<head>
内や該当するFAQ部分に設置します。
FAQはLLMOとして情報を伝えやすい手法なので、メインサービスやSEOキーワードに関わる内容のFAQを用意していきましょう。
AIに選ばれる記事テンプレート例
- タイトル:「LLMOとは?初心者向けにやさしく解説」
- 導入文:ターゲット読者の課題提起+この記事で分かること
- 見出し構成例:
HTMLでのFAQ・表の記述例
xml<h2>よくある質問</h2>
<dl>
<dt>LLMOとは?</dt>
<dd>大規模言語モデル最適化の略で、AI時代の新しいWeb戦略です。</dd>
<dt>SEOとの違いは?</dt>
<dd>SEOは検索エンジン最適化、LLMOは生成AIに最適化する点が異なります。</dd>
</dl>
<h2>メリット・デメリット</h2>
<table>
<tr><th>メリット</th><th>デメリット</th></tr>
<tr><td>AIに引用されやすい</td><td>即効性は低い</td></tr>
<tr><td>ブランド認知向上</td><td>新たな運用負荷</td></tr>
</table>
見出しタグ、dl(定義リスト)、table(表)を活用し、AIが構造を理解しやすいようにすると良いです。
記述例を参考に情報を組んでみることをおすすめします。
LLMOの達成具合をチェックしたくありませんか?
結局何をどうしたら良いのか知りたいですよね?
社内に技術者がいれば問題ないですが、いない場合はWEB周りについてどうやって考えるべきか悩んじゃうかもしれない…
そう思ったので、チェックシートとしてまとめました。
施策だけでなく、サイトの制作や更新のときにこういうことを意識しておこう!という材料にしていただければ幸いです。
もちろん、不明点の解説や、対策代行も受け付けていますので気軽にお知らせください。
チェックシートはこちらから取得してください〜!