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Webサイトからの成約率を最大化する!実践したい7つの施策

2025.02.13

マーケティング知識

Webサイトからの成約率を最大化する!実践したい7つの施策

近年、Webサイトは単なる会社紹介のツールではなく、売上や問い合わせを増やすための重要な資産となっています。しかし、多くの企業ではWebサイトを設置しているものの、「思うように問い合わせが増えない」「アクセスはあるが成果につながらない」といった課題を抱えています。

本記事では、コンバージョン率(CVR)を向上させ、Webサイトをビジネスの成長エンジンへと変えるための7つの施策を解説します。経営者の皆様がWebサイトを効果的に活用できるよう、実践的な視点でまとめました。

今すぐできるものから、時間やコストが発生するものまで様々な方法をピックアップしていますので、貴社・貴店の状況に合わせて検討する材料としてご覧ください!

1. 複数のコンバージョンポイントを設ける

Webサイト訪問者は、すぐに問い合わせをする人ばかりではありません。「まずは情報収集をしたい」「サービスの概要を知りたい」と考えているユーザーのために、複数のコンバージョンポイントを設置しましょう。

例えば、以下のような選択肢を用意すると、コンバージョン率が向上します。

  • お問い合わせフォーム(直接の相談を希望するユーザー向け)
  • 資料請求(詳細情報を知りたいユーザー向け)
  • 無料相談(手軽に話を聞いてみたいユーザー向け)
  • お試し登録(実際に体験したいユーザー向け)
  • メールマガジン登録(継続的に情報を得たいユーザー向け)

ユーザーの心理に寄り添った導線設計が、成果につながります。

2. CTA(Call to Action)の最適化

CTA(コール・トゥ・アクション)とは、訪問者に具体的な行動を促すボタンやリンクのことです。このCTAの最適化が、コンバージョン率向上のカギを握ります。

効果的なCTAのポイント

具体的なアクションを示す

  • ×「こちらをクリック」 → 〇「無料で資料をダウンロードする」
  • ×「お問い合わせ」 → 〇「30分の無料相談を予約する」

視認性を向上させる

  • ボタンのサイズや色を工夫し、目立たせる
  • 立体感や影を使い、クリックしやすくする

緊急性や特典を追加する

  • 「今なら無料相談受付中!」といった限定感を出す

CTAはユーザーの行動を左右する重要な要素です。ABテスト(異なるデザインの比較検証)を行い、最適な形を見つけましょう。

3. フォームの最適化

問い合わせフォームが長すぎたり、入力項目が多すぎたりすると、ユーザーは途中で離脱してしまいます。フォームの完了率を上げるためには、以下の改善が有効です。

  • 入力項目を最小限にする(氏名・メールアドレスのみなど)
  • 不要な必須項目を減らす
  • 入力支援機能を活用する(例:住所の自動入力)
  • スマートフォンでも操作しやすいデザインにする

特にBtoB企業では、初回のコンバージョンでは最低限の情報のみ取得し、後で営業担当がフォローするという流れを作ると効果的です。

4. ユーザビリティの向上

訪問者がストレスなくサイトを利用できるよう、Webサイトの設計を見直しましょう。コンテンツの位置だけでなく、サイトの構成や基本となるデザインの骨子から見直す必要がある場合、フルリニューアルを行ったほうが良いこともありえます。

改善ポイント

  • 直感的なナビゲーション(シンプルなメニュー構成)
  • モバイルフレンドリーなデザイン(スマホ対応)
  • 主要なCTAがすぐに見つかる設計
  • 適切なフォントサイズと行間

使いやすいサイトは、ユーザーの滞在時間を延ばし、コンバージョンにつながります。

5. ページロード速度の向上

ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。Googleの調査によると、読み込みに3秒以上かかると、53%の訪問者が離脱すると言われています。

速度改善の方法

画像の最適化(圧縮、適切なフォーマットの使用)
キャッシュの活用
不要なスクリプトの削除
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の利用

特にスマートフォンでの表示速度を意識しましょう。

6. Webサイトのリニューアル

Webサイトが古くなっている場合、デザインや情報設計を見直すことで問い合わせ数を増やせる可能性があります。

リニューアルのメリット

  • 最新のトレンドに合わせたデザインで信頼感を向上
  • コンバージョン導線を最適化
  • 検索エンジン対策(SEO)の強化
  • 社内の意識改革につながる

定期的なリニューアルで、サイトの価値を高めましょう。

7. データ分析と目標設定

コンバージョン率を高めるには、現状を数値で把握し、適切な目標を設定することが欠かせません。

活用すべきデータ

  • Googleアナリティクス(流入経路、離脱率、コンバージョン率)
  • ヒートマップツール(ユーザーの動きを可視化)
  • ABテスト(異なるデザインの比較検証)

データに基づいた改善を繰り返すことで、継続的な成果が生まれます。

まとめ

Webサイトのコンバージョン率を向上させるためには、単なる「お問い合わせフォームの設置」だけでなく、ユーザーの心理を考慮した設計と継続的な改善が必要です。

成功のための7つの施策

  1. 複数のコンバージョンポイントを設ける
  2. CTA(Call to Action)を最適化
  3. フォームを簡素化する
  4. ユーザビリティを向上させる
  5. ページロード速度を改善
  6. Webサイトをリニューアル
  7. データ分析を行い、目標を設定する

これらを実践し、Webサイトを企業の成長エンジンへと変えていきましょう。

では実際、自社サイトのどこから手をつければよいか

7つの施策を学んだあなたは、実際に自社サイトへ反映するにあたり「結局どこからはじめるべきか」迷うかもしれません…

始めるに当たり以下2点からはじめてはいかがでしょうか?

短期間で反映できるもの

ウェブサイトの運用を行う際に大切なのは効果計測です。通常1ヶ月単位で3ヶ月分の以上の期間の数値を比較します。効果の有無を正しく判断するためには期間が必要なため、少しでも早く行えるものから選ぶと良いでしょう。

データ分析を行い、目標を設定する」ための施策は低コストで行うことができます。数値的な戦略を立てるためにも、まずは現状を数値化して把握することは必須と言えるでしょう。

低コストで行えるもの

サイトの再設計やフルリニューアルは金銭的にも時間的にもコストが大きく発生する可能性があります。また、ページロード速度の改善についても施策内容によってはコストが大きく発生します。

具体的には、「CTA(Call to Action)を最適化」や「フォームを簡素化する」などは、比較的修正の範囲が少ないためおすすめの施策と言えます。

もし、現行サイトが6年以上前に制作されて、3年以上更新されていない場合…

6年以上前に制作されたサイトは現在のGoogleが定める基準に満たない内容で設計されています。特にユーザービリティの観点で言えばひと世代前の仕様であると言えます。

制作後3年間放置されているサイトの場合、現在のユーザービリティから離れてしまっていると考えて差し支えないでしょう。

その場合は、サイトのフルリニューアルを視野に入れることをおすすめします!

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